【開催結果報告】6月19日開催 社労夢ハウス徹底攻略 顧問先企業の成長を支える仕組みを提案 活用事例・社会保険労務士法人 あさひ労務管理センター

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【開催結果報告】6月19日開催 社労夢ハウス徹底攻略 顧問先企業の成長を支える仕組みを提案 活用事例・社会保険労務士法人 あさひ労務管理センター

■セミナー概要

 基調講演に社会保険労務士法人 あさひ労務管理センター 代表の安田先生をお迎えし、社労夢によるDX推進や顧問先との関係構築による事務所拡大の具体的手法を解説いただきました。弊社SR営業部 石原からは、導入検討中、ライト・ベーシックプランの方にも必見の、社労夢ハウス導入によるビジネス展開や事務所の成長と収益アップをご説明いたしました。「CLARINET」サイトや顧問先向け動画・資料の提供におけるWEB戦略で、弊社は多くの社会保険労務士事務所、またその先の顧問先をDXによる業務効率化で支えていくことについてお話ししました。また開発部からは電子申請予約など新機能のご紹介や社労夢とDirectHRのさらなる連携強化、今後の開発予定をご説明させていただきました。

 社会保険労務士法人 あさひ労務管理センター 安田 健一 様には以下のようにお話しいただきました。

■社会保険労務士法人 あさひ労務管理センター 代表社員 安田 健一 様

 当事務所の特徴としては、とにかくお客様に対して信義を貫いて最後まで最大限の努力をし、法律遵守など安易に妥協しない事務所として経営しています。反面でお客様に対して凄く厳しい面もある事務所かなと思っています。ですが、「安田の事務所に頼んでいることが、地域ではホワイト企業の証明になる」ぐらいの自信を持って経営をしています。

社労士業の在り方と経営

 社労士としてお客さんにどうやって選ばれるか、このセミナーを機に改めて考えました。
今まで、無慈悲に解約されて悔しい思いをしたことは何回もあります。なぜ解約されてしまうんだろう?なぜ新規の顧問先は広がらないんだろうって考えた時に、私どもが社会保険労務士の事務所として選ばれる理由としては、お客さんから必要とされること、また必要とされ続けることしかないんです。コロナの緊急事態の時期等、徹夜で書類をつくるなどお客さんのために、世間のために、地域のためにと思って一生懸命やっていました。その結果その時はすごく感謝されるんですね。感謝されるんですけど、しばらく経つと突然解約されちゃうんですよ。感謝っていうのは、その時だけの過去形の言葉なんです。だけど、私たちが経営的に頑張っていかないといけないのは、現在であり未来なんです。定型業務は他の事務所と同じことをやっているので、結局委託替えする理由は手数料の叩き合いかニッチな助成金の提案があるかないか、その差くらいしかない。要は、社労士同士で不毛な消耗戦が行われていると思います。それは決して、業界のためには良くないと思っています。

「ネットde顧問」を導入したきっかけ

 ある日お客さんから”営業さんが直行直帰しちゃって、給料の支払日になっても給料明細を渡せない、給料支払日を過ぎても渡せない社員がいて困ってる”という素朴な問い合わせがありました。そういえばエムケイシステムの営業にそんなサービスを紹介されたと思い出し、ネットde明細を提案したのが最初でした。正直、効果は絶大。お客さんから感謝もされ、必要とされる続ける最初の事例になりました。その流れから数年後、人事評価システムの「GooooN」も導入していただき、紙をデジタルにする作業をしています。また開発元の株式会社ビジネスネットコーポレーションと意見交換をすることで、その会社自体の人事評価自体もブラッシュアップされていき、みるみる改善する手ごたえがありました。  その後もエムケイシステムの製品構成図とにらめっこし、PDFやコピーで持ち歩き、お客さんから相談されたら提案をしております。「ネットde顧問」を知れば知るほど取り組むべきだと直感で感じましたし、お客様の需要は絶対にあるからひるまずに、こつこつ始めることが大事と思うようになりました。

導入事例

 5つの法人ごとにタイムカードがある、従業員数約130名の食料品製造業会社のネットde賃金・就業・明細に関する導入事例です。古いタイムカードで打刻して、末締めで勤怠を計算して、10日払する為にお嫁さんがExcel関数で必死機に約130名分を給与計算して、計算が終わったら明細を作成されていました。毎月封筒に名前を書いて、横に長いエクセルを一人分づつハサミでチョキチョキと切って、そして封筒に入れて糊付けして配ってたんです。ほとんど神業ですよ。あんまりの状況に見かねて、もうそういう時代じゃないよと、半ば強引に提案と導入を勧めました。
最初はデジタルリテラシーが低く、弊社の事務員も運営が安定するまでサポートで苦労しました。結果的には”タイムカードの記入がなくなって、オモテウラ名前を書くだけの毎月無駄な4時間がかりの仕事がなくなりました。 安田さんありがとう!”って言われました。そのルーティンの仕事から脱却し、経営計画等のより生産性の高い仕事の比重が高まったようです。このような経験からデジタルにするとメリットがあるんですよと、自分は説得と説明を繰り返して一緒に事業所と歩んでいこうと、そして一緒にアップデートしていくことが大事なんだと思うようになりました。

ネットde顧問を介した橋渡し役

 私は協創するエコシステムの橋渡しでなければならないと思っています。
必要とされ続ける最強の協創のツールは、「ネットde顧問」であり、社労士が関わるHRテックのエコシステムの解と思っています。そのエコシステムでお客さんを巻き込んで逃げられないようにすれば解約率は下がり、新規の獲得も自信をもって提案できようになるし、事業主さんからの必要性の継続も依頼も増えるはずです。事業主さんとベンダーと一緒に作っていく共存共栄のトライアングルというのを意識して、その中で私たち社労士は最終的には橋渡し役としての使命感を持つべきです。これからの社労士は自身でしかできないようなオンリーワンな事務のプロフェッショナルになるべきです。このお話が皆様の事務所と社会保険労務士業界の発展の一つお役に立てればいいなと思っています。他人と過去は変えられませんけど、自分と未来は変えられます。感謝という言葉は、過去形の言葉です。未来に向けて頑張っていく。要は必要とされ続けるための努力が必要なことだと思っているので、いつまでも自分と未来を変え続けていく・UPDATEし続けていく、そんな経営を目指していきたいなと思っています。 ※エコシステム:サービスなどが単独で存在・活動するのではなく、互いに連携し、依存し合うことで、より大きな価値を生み出す関係を築くこと。


ご参加いただいた皆様、大変ありがとうございました。
また、ご登壇いただき貴重な情報をご提供いただいた安田様に心より感謝いたします。 今後も皆様のお役に立てるセミナーを実施して参ります。※一部内容を編集・省略しております。 

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