2026/08/19
雇用保険番号の基礎知識|番号の確認や書類の再発行方法を解説

企業の中でも経営者や人事担当の仕事についている方の中には、雇用保険番号という言葉を目にしたことがある方も多いでしょう。しかし、雇用保険番号とは一体何なのか、どういった役割を持っているのかなど詳しくは知らないという方もいるのではないでしょうか。
そこで、この記事では雇用保険番号についての基礎知識を紹介します。また、確認方法や管理方法など、実際に雇用保険番号を扱う際のことについても触れていきます。特に仕事上で雇用保険番号を取り扱う必要がある方などは、ぜひ目を通してみてください。
この記事の目次
[閉じる]- 1.雇用保険被保険者番号(雇用保険番号)とは?
- 1-1.雇用保険番号の桁数・形式
- 1-2.雇用保険番号の有効期限
- 1-3.雇用保険被保険者証の取得方法
- 1-4.雇用保険被保険者証と離職票の違い
- 2.雇用保険番号が必要になる場面
- 2-1.従業員を採用したとき
- 2-2.従業員が退職したとき
- 2-3.従業員が転勤したとき
- 2-4.育児・介護休業給付金を申請するとき
- 2-5.教育訓練給付金を申請するとき
- 3.雇用保険番号が記載される書類
- 4.雇用保険番号が会社でも分からないときの確認方法
- 5.雇用保険被保険者証の再発行を行う方法
- 5-1.ハローワークの窓口で申請する
- 5-2.インターネットで電子申請を行う
- 5-3.郵送で申請する
- 5-4.代理人が申請する
- 6.雇用保険番号の管理には電子化がおすすめ
- 7.まとめ
1.雇用保険被保険者番号(雇用保険番号)とは?

まず最初に、そもそも雇用保険番号とは何なのかについて説明します。
雇用保険番号とは、簡単に言うと「雇用保険被保険者1人1人を対象として与えられた番号」のことを指します。主に転職・退職の際に必要とされる番号であり、雇用者を番号化することで管理を容易にするという役割があります。
1-1.雇用保険番号の桁数・形式
雇用保険被保険者番号は、原則として11桁の数字です。書類上では「4桁-6桁-1桁」の形式で記載されることがあり、雇用保険被保険者証や離職票、雇用保険受給資格者証などで確認できます。転職しても原則として同じ番号を引き継ぐため、入社手続きでは前職で使っていた番号を確認する必要があります。
ただし、1981年7月6日以前に雇用保険に加入した方は、古い番号が記載された被保険者証を持っている場合があります。その場合は、現在の11桁の番号が記載された書類を確認し、見つからないときはハローワークへ確認しましょう。なお、雇用保険適用事業所番号も11桁ですが、こちらは従業員ではなく事業所に付く番号です。
1-2.雇用保険番号の有効期限

雇用保険被保険者へと与えられる番号であることから、「雇用保険番号は転職や退職の際に変わったり、失われたりするのではないか」と考える方もいるでしょう。しかし制度上、雇用保険番号は転職や退職のたびに変わるものではなく、労働者は基本的に別の就職先に就いても同じ番号を使い続ける仕組みとなっています。なお、未加入期間が7年を超えるとデータが抹消され、新しい番号が付与される場合があります。
1-3.雇用保険被保険者証の取得方法
雇用保険番号は、労働者が雇用保険に加入した時に自動的に与えられます。ただし、雇用保険番号を知るためには、雇用保険被保険者証を取得する必要があります。ここからは、雇用保険への加入条件から、雇用保険被保険者証を取得するまでの流れまでを詳しく紹介します。
雇用保険へ加入するためには、具体的に以下の条件を満たす必要があります。
- ・一週間の所定労働時間が20時間以上
- ・31日以上継続して雇用される予定である
- ・雇用保険の適用事業所に雇用されている
それぞれ大まかに、労働時間・雇用期間・労働者を雇う側の事業所についての条件であることが分かります。3つ目の条件に関しては、従業員を一人でも雇っていれば雇用保険の適用事業主となるため、条件を満たさないことはまずないと言っても過言ではありません。
また、上から2つの条件を満たしてさえいれば、正社員でなくアルバイトやパート、派遣労働者として雇われていても、雇用保険への加入条件を満たす対象者となります。
雇用保険被保険者証は、雇用保険に加入した際にハローワークから会社へと交付されます。本来であれば、労働者に対して雇用保険被保険者証を「雇用保険のしおり」とともに渡すことを国が推進しています。
しかし、紛失などのトラブルを避けるため、交付されてすぐに会社から労働者本人へと渡されるわけではなく、労働者が退職するまでは会社側が保管する場合が多くなっています。そのため、労働者が雇用保険被保険者証を受け取るタイミングは、基本的に職場の退職時となるケースも少なくありません。
そして、雇用保険被保険者証を受け取る方法としては、主に会社での手渡し・自宅への郵送の2通りとなっています。
1-4.雇用保険被保険者証と離職票の違い
雇用保険被保険者証と似た書類として離職票があります。ともに退職時に労働者が事業者から受け取る書類ですが、この2つの違いとは一体何なのでしょうか。雇用保険被保険者証・離職票それぞれの用途や発行方法を、以下に説明します。
| 雇用保険被保険者証とは? |
| 雇用保険に加入している、もしくは加入していたことを証明する書類です。雇用保険被保険者証には、雇用保険者番号が記載されており、入社時や加入条件を満たした場合に会社から手続きをしてもらい、発行されます。 |
| 離職票とは? |
| 失業給付を受け取る際に必要な書類です。離職票には在職中の給料額や退職理由が記載されており、退職時、もしくは退職後に会社から郵送され、受け取ることが基本です。 |





