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【開催結果報告】第一回 商工会議所労働保険事務組合管理職・担当者研修会(2025年11月21日開催)

2025.12.25

ニュース

2025年11月21日(金)、「第一回 商工会議所労働保険事務組合管理職・担当者研修会」を東京国際フォーラムにて開催いたしました。

◼︎主催:株式会社エムケイシステム
◼︎協力:浜松商工会議所・株式会社TMC経営支援センター・株式会社電算システム
◼︎参加:社労夢 ネットde事務組合システムユーザー 22商工会議所、 未利用 5商工会議所

当日のタイムスケジュール
13:30〜14:40 第1部_システム説明会

14:50〜17:30 第2部_研修会(①ユーザー体験談 ②情報交換会)
17:30〜19:30 第3部_懇親会


研修会の冒頭、浜松商工会議所の鈴木理事より、研修会の趣旨と開催の経緯についてお話をいただきました。

■開催趣旨
浜松商工会議所 理事 鈴木 純一 様

今回の研修会は、各地商工会議所労働保険事務組合の業務効率化と専門性向上、DX化を支援する目的とともに、商工会議所間の労働保険分野での連携強化を目的として開催されました。
浜松商工会議所が長年労働保険事務組合の業務改善に取り組んで来たなかで、これまで労働保険分野では商工会議所間の情報連携があまり行われておらず、商工会議所同士の横の連携によって課題の共有、課題解決に向けての意見交換の必要性を感じておられました。今回、労働保険事務組合システムを提供するエムケイシステムに働きかけ、社労夢利用を共通点とした多くの商工会議所が集まれる機会を持つに至ったことをお話しいただきました。

(浜松商工会議所 鈴木理事によるご挨拶)

■ 第1部:システム説明会

労働保険事務組合の業務改善につながる具体的なソリューションについて、導入事例を交えながら、労働保険事務組合システム「社労夢」「コンビニ収納」「社労夢特化RPA(TMCロボ)」について各社より説明いたしました。

社労夢について
株式会社エムケイシステム 社労夢開発部 課長 島 卓也

年度更新をはじめとする労働保険事務組合の業務に沿って、年間を通じて時期ごとに行われる労働保険事務組合での操作デモンストレーションをご紹介しました。年度更新、労働保険料計算、期中増減、徴収・納付・還付処理を含め、労働保険事務組合業務全体をカバーする豊富な機能について実際の画面をお見せしながらご説明しました。
(参加された皆様からは、年更書類を一式出力できることに魅力を感じた。」「労働保険業務にどのように生かせるのか、もっと話を伺いたいと感じた。」「まだ使っていない機能や、知らなかった機能もあり、大変参考になった」とご好評でした。)

コンビニ収納について
株式会社電算システム 決算サービス事業本部 課長 関 啓志 様

社労夢とAPI連携する収納代行サービスを解説いただきました。
コンビニで保険料等の支払いができるコンビニ収納は、未収金対策として期待されるだけでなく、組合員に渡す支払用紙を社労夢から直接印刷ができます。支払い情報はAPIで社労夢の収納管理システムに直接反映され、入金確認が大きく省力化するメリットがあります。
(参加された皆様からは、まだ利用されていない会議所も多いので、今後に期待する声を多くいただきました。)

社労夢特化RPA(TMCロボ)について
株式会社TMC経営支援センター 代表取締役社長 葛西 美奈子 様

多くの実績を持つ社労夢に特化したRPAについてご説明いただきました。
社労夢の利用者でもある同社が開発提供することで、個社で開発するより容易に専門的なRPAの利用が可能です。労働保険事務組合向けには、年度更新に対応する労働保険ロボと雇用保険の得喪業務をカバーする得喪ロボがあり、システムへの手入力や印刷封入等、人手のかかる作業を確実で迅速なRPAに置き換えることができます。
(参加された皆様から「現在手作業で実施している業務が大いに短縮できると感じました。」などのお声をいただきました。) 

(弊社課長 島による社労夢のご説明)
(株式会社TMC経営支援センター 葛西社長によるTMCロボのご紹介)

■ 第2部:研修会(ユーザー体験談・情報交換会 )

ユーザー体験談

函館商工会議所様、浜松商工会議所様、北九州商工会議所様より、事例や具体的な活用方法をお話しいただきました。

『社労夢⇒勘定奉行連携システムの概要』
函館商工会議所 所長 永澤 大樹 様

年度更新対応システムを社労夢に置き換えた経緯や、社労夢のCSVデータ出力が豊富なことを利用して勘定奉行へのデータ連携システムを自所開発で運用されてきた内容をお話いただきました。大きな労力を掛ける事なく、非常に効果が出ている事例をご紹介いただきました。

(函館商工会議所 永澤所長による体験談)

社労夢ユーザー体験談』
浜松商工会議所
 係長 金原 伸樹 様

委託数が多いためシステム利用の重要度が高いこと、人員体制の工夫、従来利活用を進めてきた社労夢に加えコンビニ収納、TMCロボの試験運用を開始して試験運用を進めていることをご紹介いただきました。会議所間、協力会社間の連携による課題解決、会議所業務へシステムの最適化の必要性についても提言いただきました。

(浜松商工会議所 金原係長による体験談)

『北九州商工会議所における労働保険システムについて』
北九州商工会議所 係長 山根 友美 様

自所開発システムから社労夢へ移行された導入の経緯や経験についてお話いただきました。社労夢を利用することで事業所からの申告期限を自由に設定できたこと、法改正・保険料率改定への対応、電子申請の利用開始のためなどの社労夢選定理由、また商工会議所向け業務クラウドシステムとの二元管理など課題についてもお話いただきました。

(北九州商工会議所 山根係長による体験談)

参加者の皆様からは、「過去から現在のシステムの流れが大変わかりやすかったです。」「商工会議所事務組合の最先端の取り組みを学ぶことができた。」「実際に導入した話が聞けてよかった。」など、実際の使用感や苦労されている点などから共感できたとの声を多くいただきました。

情報交換会

後半からは、浜松商工会議所課長の水島様にファシリテーターとして進行いただき、ワークショップ形式の情報交換会を行いました。 各班のまとめ発表では、業務に精通した職員が交代する際に顕著になる属人化の問題、滞納事業場・未収金の問題、業務全体に電子化の必要性など各商工会議所に共通する課題が多いという報告がされました。
連絡がとれない事業所がある、労働保険事務組合の業務負荷と課題が所内で理解されづらいなど業務特有の事情を共有でき、他の商工会議所との情報交換・事例共有を通じた課題解決の可能性を強く感じたという意見が多く寄せられました。

(情報交換会の様子)
(各グループによる発表)

最後に、弊社取締役・営業統括の石原より、本研修会の開催にあたり浜松商工会議所様から多大なるご協力を賜ったこと、ご参加の皆様から大変参考となるご意見・ご要望を伺えたことについても、深く感謝を申し上げました。
また、研修会継続の必要性を強く感じていることや、「商工会議所社労夢ユーザー会」の立ち上げを検討している旨をお伝えしました。
あわせて、商工会議所に求められる機能の標準化や基幹システムとの連携、一般の労働保険事務組合にはない独自の運用にも対応できる「社労夢 ネットde事務組合 商工会議所バージョン」の開発を視野に入れていることを共有し、皆様のご協力をお願い申し上げて挨拶といたしました。


■第3部:懇談会

多くの皆様にご参加いただき、より自由な情報交換や交流を深めていただきました。懇親会後半では、研修会についての感想も皆様からお伺いし、盛況のうちに幕を閉じました。

(懇親会の様子)

ご参加いただきました皆様には、改めて御礼申し上げます。
今回、初の試みとして本研修会を開催いたしましたが、「次回も参加したい」「オンライン開催を希望する」など、ご満足のお声を多数頂戴いたしました。今後、第二回以降の開催も検討しております。今回ご参加いただけなかった商工会議所の皆様も、次回ぜひご参加をお願いいたします。

(アンケート結果)

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