『社労夢』のデータを最大限活用! より良い組織にするための提案ができる事務所に。

社会保険労務士法人エール

ハウスプラン

先生の事務所についてお聞かせください。

鎌倉先生:事務所の人数は代表2名含めて24人、お客様の規模は40~100名位までの企業を中心に、数名規模から千名の企業まで幅広く対応しています。業務は、労務相談、手続、給与計算、制度設計、就業規則作成などを中心とするほか、弁護士と連携し労働審判などにも対応しています。また、採用支援、労務監査、ホワイトマーク取得やアンガーマネジメント、チームビルディングなど、お客様に求められるサービスであれば、提供していこうというスタンスですので、業務の幅は広がっていますね。顧問先の商品やサービスを応援したり、ご紹介したり、お客様同士をつなぐこともしています。

幅広く企業支援しているのですね。Facebookでもお客様のサービスのご紹介をいくつも拝見しました。

鎌倉先生:お客様のサービスをご紹介するだけでなく、弊社で導入しているものもありますよ。例えば事務所に置いているこのロボットはお客様が輸入しているロボットなんです。在宅勤務時でもスマートフォンで事務所のロボットを遠隔操作して、事務所の中を歩き回り、メンバーに自由に話しかけることができます。在宅勤務だと事務所内の様子がわからないという声があり、主体的にコミュニケーションがとれるように導入したものです。私たちが困っていることは顧問先も同じように困っていることだと思いますので、私たちがまず色々と試してみることで、提案できることの幅を広げています。

(↓ 事務所のロボットの動画はこちらから)

社労士の分野に限らず、色々と試して顧問先にもご提案しているのは素晴らしいですね。

鎌倉先生:社内にとどまらず、新しいことに触れて、少しでも取り入れられるものがあればと考えています。事務所のメンバーでHRTechの展示会を見てきたり、先進的な事務所に視察に行ったりと、社員には直接、新しいことに楽しく触れてもらう機会をもってもらいます。学ぶときは社外の一流の講師から直接教わることを大切にしています。先日、RPAで『社労夢』を動かしている事務所にお伺いし、ロボットが数人分の業務をこなすのを見てきたメンバーは、帰社後すぐに社内でRPA導入に動いてくれました。メンバーが新しい風に触れたり、感じ取れたりする場があれば、変化への対応力も上がります。

■『社労夢』のクラウド機能を活用、お客様も自社も災害に負けない取り組みを進める。

『社労夢』自体はいつ導入なさったのですか。

鎌倉先生:『社労夢』は法人化した15年前にパッケージ版を導入し、その後『社労夢ハウス』に移行しました。『ネットde就業』や『ネットde賃金』『ネットde明細』も活用しています。
『ネットde明細』は新型コロナウイルス感染症の影響で、とても引き合いが多くなりました。在宅勤務や出勤できない事態が起きて、ご要望をいただき、顧問先企業からご好評いただいています。
『ネットde就業』から『ネットde明細』までワンストップでデータが流れていくのは、お客様にも社労士事務所にもメリットですね。あとは『ネットde就業』のスマホ対応については改善をお願いしたいところです。より喜ばれると思います。
お客様とのやり取りには以前から『社労夢』のクラウドの機能を使っていましたが、自社内ではそこまでクラウドのメリットを活かしきれていませんでした。しかし今回、感染症対応として在宅勤務で『社労夢』を活用することになり、本当に助けられました。
妊娠しているメンバーは、感染拡大している状況下では長期間出勤できませんでしたが、支障なく、自宅でしっかり活躍してくれました。

『ネットde就業』を使っていてお客様の感触はいかがですか。

鎌倉先生:「働き方改革」で労働時間や有給休暇の管理が重要になりましたが、常にお客様と同じ情報を当社でも見られますので、安心感を持っていただいていると思います。タイムカードのコピーをもらう必要もなく、画面を見れば長時間労働の部署もわかります。給与計算の際に、労務管理面のアドバイスもできますので、顧問としての役割を果たしやすくなりました。

■『社労夢』に蓄積されたデータを活用し、積極的な情報提供・提案に活用。

長時間労働と分かったら、何かアプローチをするのですか。

鎌倉先生:長時間労働に限らず、データを見てアプローチできるところを見つけ、お客様にこちらからご案内しています。『社労夢』には、入退社、勤続年数、年齢、家族構成、労働時間、給与まで様々なデータが蓄積されていますよね。この宝の山であるデータを『社労夢』に預けていただいているからこそ、提案できる多くのことがあります。例えば、顧問先の社長に「離職率は直近5年ではこのようになっています」「人件費はこう推移しています」「直近5年で平均年齢はこんなに上がっています」「今後5年間の定年退職者は〇人です」と話ができると、説得力がありますよね。年収の高い順に社員を並べ替えて「社長の思う貢献度の順番とこの年収順は合っていますか?」といった話から、「賃金を見直したい」「同一労働同一賃金について考えたい」という話になったりもします。
こうして組織の改善をしたり、働き方改革につなげたり、経営の指標となる数字として活用いただくことで「わが社の課題を本当によく分かってくれていて、頼りになる」というお声をいただくことにつながります。
また、コロナ禍で様々なご相談がありますが、ヒアリングの上でも、事前にデータから想定できることは多くあります。仮説をたて、社長に適切な助言をすることができますし、未然に手を打てることもありますから、社労夢のデータは生命線です。
欲を言えば、様々な分析が、ボタン一つで簡単にアウトプットできる機能があると嬉しいですね。新社労夢の今後に期待したいと思います。

最後に、今後事務所をどのように展開していきたいとお考えでしょうか。

鎌倉先生:いま経営を考えたときに、人事労務分野に関するお客様の要望の幅は広がっていると感じています。人に関する様々な課題について、社労士に頼めばその広い範囲をワンストップで網羅できるという事務所を目指したい。自社のことを誰よりもわかってくれていて、経営の話もでき、人事労務周りのよろず相談、人に関する課題を、組織として解消できる事務所があれば価値だと思うんですよね。だから社労士業務を狭くとらえずに、組織をよくすること・人事労務周りの課題についてもっと幅広く対応できる事務所でありたいと思っています。それには、事務所のメンバーの個性やとんがりを活かして、メンバーがイキイキ働ける事務所にしたい。
「“働く”を“楽しく”して、人も、会社も、地域も元気に!」が私たちの掲げているビジョンです。お客様にエールをおくるには、まず自分たちの組織が元気であること。多様性を受け入れ、とんがりを持ったメンバーを増やし、社外の方とも連携しながら、ユニークさを忘れず、お客様の組織をより良くする支援ができる体制を強化していきたいですね。

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事務所名 社会保険労務士法人エール
社労士名 特定社会保険労務士 鎌倉 珠美 様
所在地 神奈川県
URL https://www.sr-yell.com/
取材日 2020年12月
導入システム ハウスプラン
従業員数 50名未満
社労士ハウスDX