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約20年「社労夢」を利用。サービスの強化と効率化に向け、様々な取り組みを実践中

先生の事務所の特色をお聞かせください。

井下先生 : まず独立前の話しになりますが、新卒で社労士の業界に入り、中堅・大手企業を対象としたアウトソーシング会社の立ち上げに携わったことがありました。その流れから、現在も中堅・大手(主は100~300名)の企業を中心として業務を受託する仕組みを整えております。

「社労夢」と出会ったきっかけはどのようなことだったのでしょうか?

井下先生 : 先程のアウトソーシング会社に在籍していた時です。当時、社会保険手続きについて、中堅・大手の企業に対応できるシステムがありませんでした。その中で、2,000名分の算定を手書きで行うなどの苦労も経験しました。その後、エムケイシステムさんが事務組合システムから、社労士業務全般をカバーする「社労夢」をリリースしたので、他のオフコン系ソフトと比較した結果、予算面で優位である、柔軟性があるという面を考慮して「社労夢」を導入することになりました。


2,000名だと正にシステムが生きる規模感ですね。

井下先生 : それこそ手書きした時は、身重の妻にも手伝ってもらい、5人くらいで丸一日がかりで、ずっと書類を書いていたような記憶があります。

それが社労夢では「ボタンをポン」で出来てしまう…と。

井下先生 : そうですね、計算かけて、当時はドットプリンターで印刷していた訳ですが、2時間程度で終わるようになりました。

その後、独立開業してから、どれ位で社労夢を導入なさったのですか?

井下先生 : 開業してすぐです。独立後も、前職同様に中堅・大手の企業を顧客として想定していましたので、手書き・電卓というのは全く頭にありませんでした。その後、クラウド化しましたが、かれこれ17年使っています。

導入時に苦労されたことはありますか?

井下先生 : 当時はサーバ・クライアント形だったので、職員が増えるごとにインストールが必要であったり、バージョンアップなどの手間がありました。ただ、それを抜きにしても高い生産性を維持できたのは「社労夢」があったからですね。クラウド版になってからは、先程の手間も一切なくなって、今の方がより生産性が高くなっています。

では、実際に「社労夢」を使っていて、手続き以外で便利さを感じている部分はどこでしょうか。

井下先生 : CSVデータのインポート・エクスポートが簡単にできるので助かっています。当事務所では、基本的に給与計算は行わず、給与計算会社と業務提携をして処理しています。そして、終わった給与計算データを当事務所がもらって、それを「社労夢」に取り込んで手続き等に使用しています。ですから、インポート・エクスポートの簡便性は重要になってきます。他の事務所だとあまりない事例かもしれませんが…。あとは、給与計算を行わない代わりに「ネットde賃金」のシステムを貸し出せるというのも、企業側の選択肢が増えて良いですね。

確かにデータの出し入れは、他の事務所では、あまりないかもしれません。中堅・大手の企業が顧客の主となると、どれ位のデータを扱うことになるのですか?

井下先生 : 当事務所の「社労夢」は、お客様140社位で1万4、5千人分の被保険者データが入っています。例えば一番多い時では、3,000名位の月変を処理します。処理時間は少々かかりますが、大規模な処理に対応しているのは強みですね。仲間の社労士に、『規模が大きい企業の処理をしたいのだけれども、「社労夢」はどうですか』と聞かれることもありますが、前述の話しをすると安心して導入する先生もいらっしゃいます。

他に何かユニークな取り組みはありますか?

井下先生 : 今年の2月に所内のシステム環境をシンクライアント(Thin client=端末では必要最小限の処理として、サーバ側に処理を集中させるシステム)として使えるサーバ環境に変えました。これと社労夢とを併用すれば、働く場所を選ばなくなります。今度、スタッフが、自宅にいながら手続業務の受付~電子申請までを試験してみようと考えています。

今後、ご自身の事務所をどのようにしていきたいですか?

井下先生 : 事務所のレベルを高めていきたいと考えています。当事務所のクレドは、ミッションが「礎をともに創る」というものです。 「礎」というのは、我々社労士からすると当然「人」ということになります。これからも、中堅・大手の企業を対象に、礎~土台作りのお手伝いをしていきたいと考えておりますが、そのような規模の企業に相対するには、難解な手続きを行える力や高い労務の知識が必要になります。他方、今政策で声高に「働き方改革」が叫ばれていますが、当事務所でも「社労士版働き方改革」を実施する必要を感じています。より高度に業務の標準化を図りながら、より多くのお客様に対応できるようにする。それが実現できれば、今までの社労士事務所とは違った顧客層を対象とした事務所ができあがると考えています。

「社労夢」への期待も込めて、そこに「社労夢」が資するところはありますか?

井下先生 : 当事務所の顧客とする中堅・大手の企業ですと、「経費申請」や「ワークフロー」などと、「手続」や「給与計算」が必ず結びついてきます。「社労夢」は、「マイナンバー」や「経費申請」など時代に合わせ機能追加してきましたが、もっと広い範囲をトータルに処理できるクラウドサービスになると、お客様への提案の余地が広がると思います。
例えば今、当事務所では顧客企業の社員の方と直接やり取りをするサービスを実施していますが、その際には、まだ紙やPDFをベースとしています。そのようなやり取りから、手続きや給与まで、一連の流れを一気通貫してクラウド上で全部繋げられるなら、もっと効率・効果的に個人対応サービスができます。現状の「社労夢」の機能も助かっていますが、更に総合的な処理が可能になれば、なおありがたいですし、事務所のサービスレベルも上がります。

エムケイシステムは、昨年、大手企業の人事総務向けフロントシステムを開発している(株)ビジネスネットコーポレーションを子会社化しました。まさにワークフローと「社労夢」の連動も充実していく予定のようです。近日中に経費精算の仕組みも新規リリースされます。社労夢の今後に乞うご期待下さいませ。

 

取材:2017年6月

中小企業福祉事業団
事務所名 セントラル社会保険労務士法人
社労士名 社会保険労務士 井下 英誉 様
所在地 東京都
URL http://www.sr-core.net/
導入システム: 社労夢ハウスプラン
従業員数 従業員50~199名

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